「バーチャル美郷町」とは、秋田県仙北郡美郷町をモデルとするメタバースです。秋田・美郷町ふるさと会(https://www.misato-akita.com/)の有志が、地元貢献の一環として、「バーチャル美郷町」の研究・開発に取り組んでいます。
現在は研究・開発の段階ですが、これが実用化すると、美郷町から離れて暮らす人が定期的に「バーチャル美郷町」を訪れ、買い物、会話、イベント参加ができるようになります。また、「バーチャル美郷町」の中で働いたり学んだりすることも可能です。「バーチャル美郷町」によって、美郷町で暮らす人と離れて暮らす人との間に人材交流が生まれ、町の活性化につながります。
「バーチャル美郷町」の研究・開発を実用化するには、いくつかの段階を踏む必要があります。
第1段階: 「バーチャル美郷町」の中を散歩できる。建物は形だけ再現。一部の店舗・施設の名前が分かる。
第2段階: 建物の形だけでなく外観も再現。
第3段階: 一部の店舗・施設の中に入って中の様子も分かる。
第4段階: 店舗については商品の形状も分かり、購入もできる。
第5段階: 「バーチャル美郷町」の参加者はアバターとして表示され、アバター同士で会話ができる。
さて、秋田・美郷町ふるさと会とは、秋田県仙北郡美郷町出身で東京近郊に住む、50歳を越える人たちの親睦団体です。集団就職の時代に地元を離れ、東京で働き老後を迎える人にとって、ふるさと会は貴重なコミュニティでした。
しかし、最近の50歳にふるさと会を紹介しても、ほとんど参加してくれません。話を聞くと、「懇親会をやるだけなら同期の同窓会のほうがよい。ただし、何か地元貢献をするなら協力したい。」ということでした。
これが、「バーチャル美郷町」を始める切っ掛けとなりました。